運用資金を2,500万円と決めたが、次に「何に投資をするか」を決めなくてはならない。
ステップ1 「投資先ジャンル」を選ぶ
まずは、最初に投資する対象ジャンルの条件を出してみた。
- 初心者でも可能
あまり知識がなくても始められる投資先(取り組みながら勉強していく) - 撤退が容易
ダメだと思ったらすぐに徹底できる投資先。言葉を変えると売り買いが容易な「流動性が高い」投資先ともいえよう。 - ハイリスクでない
知識が不足している状態で始めるので、あまりリスクを取りたくない。 - 運用資金規模に適当な投資先
運用資金規模(2,500万円)に適している投資先。
例えば「不動産」は、物件の良し悪しを判断する能力や売買に関する知識がない上に、撤退しようと思った時、流動性が低いので、すぐに売れるかどうかが分からない。
ましてや2,500万という資金規模は少なすぎると思う。(銀行借り入れは当面考えてない)
よく耳にする「仮想通貨」は、成功話をたくさん聞くが、ハッキングや詐欺など失敗話もよく聞く。
勉強不足な段階ではあまり取り組みたくはない。
ブロックチェーン技術をベースとした「仮想世界」に関しては、いずれは取り組まなくてはならないテーマだと思うので、少しずつ勉強しながら進めていこう。
ちなみに「FX(為替市場)」はこれらの条件には当てはまっている。
しかし、プロフィールにも書いたように過去触ったことがあったが、政治・経済のニュースに反応した急な変動が大きすぎて、常にそういった情報に敏感でなくてはならないトレードスタイルは私の性格にはあわなかった。よって今回は見送りたい。
将来的に、マクロ情報をもとにしたスイングトレードなら取り組む可能性はあると思う。
・・・といった感じで、一つ一つ世の中ある投資先を検討していったのだが、この条件に一致する投資先となると「株式市場」しか思いつかなかったので、スタート時の投資先ジャンルを「株式市場」とした。
ステップ2 株式市場の中で「投資スタイル」を絞る
次に検討したのが、株式市場における「投資スタイル」。
株式市場において選択する「投資スタイル」は次の3点があると思う。
- 時間軸
短期売買「デイトレード」、中期売買「スイングトレード」、長期売買「長期トレード」 - リスク幅
債券、インデックス株、個別株などリスク幅が違う - 地域軸
日本株、米国株、インド株、世界株など。
時間軸
過去に、一日で売買を完了して日を跨いでポジションを持ち越さない「デイトレード」にチャレンジしたことがあった。
「チャート」とにらめっこして常に「板」に張り付いているトレードスタイルは、自分の性格との相性がとても悪かった。
チャートを分析するなどはわりと楽しくて、自分の性格とあっている感じはしたが、問題はメンタル面だった。
売った買ったを短時間で行い、当然いつもうまくいくわけではなく、自分の意図とは違う方向に値動きして失敗トレードが必ず起こる。
そんな「勝った!」「負けた!」を日々何度も繰り返す毎日は、日が過ぎるにつれメンタル的に疲弊していった。
デイトレードは「メンタル」が強くなければならないと思う。
よって、今回は「長期運用」を基本として、「スイングトレード」にも少しチャレンジするという投資スタイルでいこうと思う。
リスク幅
「債券」は、リスク度が低いがリターン(夢)も低いなぁ~。
「個別株」は、まだ分析に自信がないスタート時は不安。不勉強のままやって、ラッキーで勝てれば良いが、負けた時に自分の納得感がない。
それに対して、インデックス株には面白いデータがある。
上図は、「MSCI ワールド・インデックス」(世界の株価動向を示す指数)を基に日本を含む世界の主要国の株式に投資した場合、保有した期間ごとにどれくらい収益が得られたかを表したグラフ。
短い期間ではインデックス株はプラスになることもマイナスになることもあるのだが、15年以上保有した場合100%プラスになっているのだ!
当然、過去データであるから未来を約束するものでは決してないのだが、なんとも心強いデータではないか!
よって、「市場の成長」に期待をして「市場平均」の利益を享受する「インデックス株」でスタートしよう。
そして徐々に「個別株」など幅を広げていこう。
地域軸
これまで海外の株にまったく興味を持ったことがなかったが、いろいろ調べてみると、とても興味があるデータを2つ見つけた。
一つ目は「米国株と日本株のパフォーマンス」の違い
上図は直近30年(1990年~2022年)のデータだが、その間の成長率が日本と米国ではとても違う!
日本の代表的指数「日経平均」が0.75倍に対して、米国の「S&P500」が12倍!
米国株のパワーがこんなにあるとは驚き!
二つ目は「米国200年チャート」。
上図は過去200年(1802~2001年)の米国の株式、債券、金、米ドルが、1801年を1ドルとした時、2001年にはいくらの価値になっているかという有名なグラフである。
米国の株式は、過去200年の間に当然上下変動はあるものの、超超長期的視点にみると順調に右肩に成長しており、なんと200年で約60万倍になっているのだ!
1801年の1万円が2001年には60億円に!
当然、これら2つのデータは過去のデータで未来を約束するものではないが、米国株のパフォーマンスには期待できるではないか!
よって、為替リスク(ドル円)があるが、米国株を投資先のメインとしよう。
まとめ
このようにして、スタート時の投資先のジャンルとスタイルを決めた!
「米国インデックス株の長期運用」を主とし、
「日本株スイングトレード」をサブ的にチャレンジ
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