「インデックス・ファンドの父」ジョン・ボーグルの名言

賢人の「プロフィール」

01：干し草の山から針を探すな。干し草の山を買え！

良い企業を見つけることは簡単なことではない。
多くの投資家が、夢に賭けて大金を失ってきた。

彼は、「針（優良個別株）」を探すのではなく、「干し草の山（インデックス）」を買うように投資家に勧めた。

インデックスファンドはアクティブファンドの実績を上回る！？

おもしろいデータがある。
下図は、日本株を運用したアクティブファンドの半数以上がTOPIX（インデックス）のパフォーマンスを上回ったのは、2007～2016年の10年で3回しかない！というデータである。

つまり、投資のプロが一生懸命に分析して売り買いしてたのに、その間ほったらかしていたインデックスの方が、10年のうち7年も成績が良かったのだった！

02：衝動は敵であり、時間は友である

何ごともずっと上がり続けるとこなく、時として暴落を起こす。
一時的な暴落・急騰に惑わされて衝動で売買せず、コツコツと投資を続ければ、長い目でより大きな利益がでる。

インデックスは15年以上保有すると勝率100％！？

下図は、「MSCI ワールド・インデックス」（世界の株価動向を示す指数）を基に日本を含む世界の主要国の株式に投資した場合、保有した期間ごとにどれくらい収益が得られたかを表したグラフ。
短い期間ではインデックス株はプラスになることもマイナスになることもあるのだが、15年以上保有した場合100％プラスになっているのだ！
当然、過去データであるから未来を約束するものでは決してないのだが、なんとも心強いデータではないか！

03：投資の95％は「運」で、残りの5％が技術だ。いや、98％が「運」で、2％が「技術」かもしれない！

彼は続けてこう言った。

一つの部屋に1024人（2の10乗）を集めてコイン投げをしてもらうとする。
仮にそのうち一人が10回続けて表を出したら（2の10乗の確立）「なんてラッキーなんだ！」というだろう。
ところが、ファンド業界では「すごい天才だ」と言われる。
これは「人」ではなく「ゴリラ」にやらせても結果は全く同じだ！（笑）

ジョン・ボーグル

株価が上がるも下がるも50％の確立。ある意味コインの表裏を当てるようなもの。