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[運用開始までの話④]米国株長期運用にあたっての2つの”覚悟”

証券口座が無事開設でき、いよいよ運用開始だ。

スタートは、下図のように「アメリカ経済の強さを信じる」というのが前提で「米国株長期運用」と決めたわけだが、「投資」とは「リターン」に期待する分、「リスク」も覚悟しなければならない。

過去200年、右肩上がりに60万倍も成長してきた米国株
(出所:『株式投資第4版』(ジェレミー・シーゲル/日経BP出版))

私は、米国株の長期運用にあたって次の2つの覚悟を自分に言い聞かせた。

覚悟01:暴落を許容する 
~もし明日▲50%の暴落が来てもマインドは耐えられるのか?~

長期運用においてどうしても避けられないのが「暴落」だ!

下図は、過去95年に米国市場に起こった主な暴落である。

暴落幅の最大は、1929年世界大恐慌の▲81%!
記憶が新しいところでは、2000年ITバブル崩壊の▲45%。
2007年リーマンショックの▲50%。

「よし長期運用を始めよう!」といった次の日に暴落が始まることだって可能性はある。
暴落は必ず来るが、いつ来るのかは誰も分からない。
米国株は、過去何度も暴落しては時間をかけて戻して、更に成長してきた。

だが、暴落している真っ只中は、
「また下がった、また下がった・・・」という日々が続き、底が見えない不安にかられるだろう。

この時に市場から逃げていては、長期運用をするべきでないのだ。
逆に「絶好の買い場」と思えるようでないと勝ち組にはなれない。

だから、長期運用開始にあたって、私は何度も何度も自分に問いかけた。

「もし明日▲50%の暴落が来てもマインドは耐えられるのか?」

これが耐えられると思える資金量が、その人の適正な運用額なのだと思う。
それ以上はギャンブルになりかねない。

覚悟02:暴落後10年間、資産が元に戻らなくても許容する。
~もし、暴落後10年間、含み損を持ち続けても耐えられるのか?

前述したように、米国株は何度も暴落しては戻し、更に成長してきた。
しかし、上図のように、元に戻したといっても、1929年の世界大恐慌の時は「15年」、2000年ITバブル崩壊と2007年りーマンショックの連続暴落ではあわせて「11年」かかってる。

確かに、上図の200年チャートで見れば10年はあっという間に感じてしまう。
でもこれから10年を想像すると、とてつもなく長い。
しかも、過去データと違って、「戻ることが確定」しているわけではないのだ。

「もし、暴落後10年間、含み損を持ち続けても耐えられるのか?」

逆に、暴落をチャンスと捉えて、追加投資できる入金力が必要なのだろう!

投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットは言う。

「投資の利益は忍耐に対する報酬である」

まとめ ~明るい未来はあるのか?~

ここまで4回にわけて運用開始までの話を書いてきた。(「運用開始までの話①~④」)
こうして、これからずっと携わるであろう「50才からの資産運用」が始まったのであった。

果たして、明るい未来はあるのか!?
10年後、20年後に、このスタート時の内容を読み返して、

「あ~。あの時、スタートして良かった!」

と思うのか。
はたまた、

「あ~。あの時、やらなければ良かったのに(泣)」

と思うのか。

兎にも角にも、明るい未来を信じて、資産運用をスタートしよう!

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この記事を書いた人

ベレンのアバター ベレン 初心者投資家

これまでの人生を振り返ってみる。

20代:大学卒業後、ブラジルで働きながら生活。帰国後、NGOや水商売を経て、DTP事業で起業。
30代:DTP事業を売却して、コンサルティング会社に就職。
40代:退職後、休眠会社を復活してEC事業を経営。
50才:EC事業を譲渡。資産運用にチャレンジしてみる。

これまであまりやってこなかった資産運用。
数少ない運用歴は全て惨敗。(^_^;)

20代:デイトレに挑戦するも▲200万くらいで撤退。
30代:FXに挑戦するも▲300万くらいで撤退。

自分にあう投資方法はわからないが、自分にあっていない投資方法はいくつか分かった程度。

そういうわけで、今回は人生最後の投資チャレンジだと思う。
年齢的に、石橋を叩きながらも、新しい知識・情報との出会いと運用成果を長く楽しんでトライできればハッピーだなぁーと思いながら日々奮闘中。

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