「外貨建MMF」を活用するに至った理由
米国株に投資をするようになって、為替リスクを非常に感じるようになった。
例えば、現在(2023年7月現在)約11万ドルを米ドル建てで投資しているのだが、為替が1円動くと11万円動くことになる!
もし買い時を待っている最中に円安になった場合、待機資金を円で持っていると、それだけで為替損が出てしまうことになってしまう。(実損ではないが、タイミングがたまたま円安になった時というだけで、コストアップとなるわけだ!)
もちろん円高になれば、円で持っていた方が得なのだが、為替がどちらに動くかは分からない。
そこで、為替リスクを少しでもヘッジするために、多少円高になった時(私がドル転換したのは138円時だった)に、待機資金を米ドルに変えておいた。
そのドルに変えた時の価格をドル円が上回った時(円安になった時)は「外貨建決済」に、下回った時にには「円決済」にするようになった。
こうして、米ドルで待機資金を保有するようになったのだが、その待機資金に待機中に稼いでもらおうというのが「外貨建MMF」の活用だ。
「外貨建MMF」とは
MMFは「Money Market Foun」の略で、外貨(米ドル)で、格付けが高い短期国債や地方債、社債などを運用してくれる投資信託。
元本保証はないものの、投資先の安全性からいって、ほぼ元本保証のようなものの上、金利(2023年7月現在4.851%も付く!)が付くのが特徴だ。
更に楽天証券の場合、「GS米ドルファンド」を利用すれば、米ドルを買う時に、その分だけ自動的に解約してくれて、外貨現物と同様に使用できるのがとても便利!
今後の外貨建MMFの運用方法
今後は、外貨建MMFを次のよう利用していく。
- ドル円が妥当だと思う価格の時に、待機資金の半分くらいを目安にドル転換して外貨建MMFに入れる。
(この「ドル円が妥当だと思う価格」が難しいのだが・・・。上記138円の時に買ったのは運が良かった!) - 米株売却時や配当受け取り時は全て米ドルで受け取り、すべて外貨建MMFに入れて待機する。
金利4%以上も付くし、米国株買付の時も手間いらずなのでとても重宝するが、唯一の難点は「円をいつドル転換」するかという事。
為替を予想することは非常に難しいので、自分の勘に頼らざるを得ないのが唯一の問題だ!
長期積立の米国株投資を考えている方は、米ドル定期積立をして、為替リスクをヘッジ(ドルコスト平均法の活用)した方が良いと思う。私はドル積立を必要とするような運用方法でないのでしていないが・・・
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